【大森プラザ通信】[夏期授業]音読発表
日頃の授業は国語・算数のテキストの新たな単元のノートまとめからテキスト中の練習問題の取り組み《基礎づくり》から練成テキスト(演習問題集)への取り組み《応用・発展》をひとつの学習の流れとして生徒ひとりひとりに対応した個別指導ですすめています。
夏休みに入ってもこの学習の流れは続いていきますが、夏休みならではということで先日は様々な学年の生徒をリーダーを決めてチーム編成した上で『山手線駅名争奪戦』を実施しました。そして今回は音読発表です。小学3年生から6年生までが同じ詩を順番に3回読みすすめて、3分後に題名を空欄にしてあるのでここに自分でつけた題名を入れて4回目を発表するものです。
想定内とは言え、面倒くさいやら、読みたくないやら、詩、苦手、きらいやらのブーイングの小嵐でしたが、今日はこれから始めます!との一声で半ば強制的に始まりました。 始めてみるとユニークな光景に出会いました。座って読む子、立って読む子、紙を手にして読む子、机に置いて読む子。普段から読書好きの小学3年生はお世辞抜きにしてしっかりと読み込んでいるなあーと改めて感心されられました。
また小学4年生、国語、えー、文章問題、えーの生徒はどうかなと思いましたが、これがなかなかいける、味わいのある読み方をするんです。 全員が3回目となると“いい”読み方になっていきました。作品の中に「さわってみよう はじめはそうっと」との一文があります。この「そうっと」が自分が今、まさに触ろうとしているような感じが伝わってきました。また、生徒ひとりひとりが自分の題名をつけていました。『絵はがきの夏』、『夏休みの思い出』、『自由にいこう』、『でかけてみよう』、『天にめされている』、『お出かけ』など十人十色の光景でした。
生徒の話す声を聞きとる耳になれ、生徒の読む声を聞きとる耳になれとの先輩の声を改めて感じる授業でした。