【大森プラザ通信】集団討論やってみました
先日、月曜日の受験コマで集団討論を実施しました。受験コマは中学・高校受験の小学6年生・中学3年生が対象となります。日頃は受験対応の問題に取り組んだり、歴史や地理に関する発表する場面などつくっております。
学校のクラスの中で、あるいは委員会活動で人前で発言する機会は今まで各自があったと思いますが、どうなることとあいなりましょうか。
集団討論のテーマは《制服は必要である。いや、必要ではない》
あみだくじで自分がどちらになるのかを決めました。運命のいたずらなのでしょうか、小学6年生が、中学3年生がときれいに分かれました。事前に各自ひとりひとりが主張する要旨を2分以内で発表して、場慣れできるようにしました。ここでも大変興味深い風景が見受けられました。一切発言者の言葉を書き留めることなくその表情を観察する中学3年生や全員の発言を必死にノートに書き留めていく小学6年生がおりました。また、小学6年生の方は討論の日までに休み時間等を利用して調査項目などを手分けしたりと色々と打合せを重ねておりました。
当日は貧富の経済格差をなくすためからとの<制服は必要である>との主張から始まり、制服と私服ではテスト結果が制服で受けた方が点数が高いとの研究資料を用いて、意識の問題との論点を繰り広げる場面もありました。中学3年生は個性の尊重を様々な具体例を用いて<必要ではない>を構築しておりました。
最初に発言ゼロ者を出さない、つくらないとの取り決めでスタートしましたので各チームがバックアップやサポートを凝らしている点を含めて、とにかくやってみて良かったと思えました。また今回を通してわかったことや気づいたこと、また見え始めてきたことなど生徒ひとりひとりにプラスになるものと強く感じられました。