【大森プラザ通信】我れ以外皆我が師(吉川英治氏)
みなさんは今の小学生がどれくらいの漢字を学校で学習するのかご存知でしょうか。
小学1年生では80字、2年生160字、3年生200字、4年生200字、5年生185字、そして最終学年の6年生においては181字、合計すると1,006字となります。
国語の授業や宿題の漢字ワークや漢字ドリルで学習するとともに大田区では漢字の興味・関心を高める漢字検定が各校で実施されております。
どのような科目・教科であれ、好き嫌いや得意・不得意があります。漢字についてもそのようなことは言えるでしょう。小学2年生で4年生や5年生で学校で習う漢字をすらすら読めて、またしっかりとした字で書くことができる子どももおりますが、5年生で3年生で習ったはずの漢字をあれー、これってこの横に何かくっついたよなと悩む子どももおります。基本的に人間は忘れれていく動物であることは否めません。
ある哲人曰く『教育は子どもの心に松明の火を灯すことである』
折角、宿題で漢字の書き取り練習を何度も繰り返しているのにもったいないことです。この時心の松明には火が灯っている状態なのでしょうか。
大森プラザでは小学2年生から中学3年生の全生徒対象で同じ問題の漢字の読み取りテストを行っております。同じ問題というのがポイントです。
ちなみに最近実施しました問題はこのようなものです。
①扁桃 ②鼾 ③御御御付 ④案山子 ⑤蝸牛 ⑥子守熊
ある2年生の女の子は学校で今までに習ったのは「山」、「子」、「牛」ですが、②は鼻に似ていることに気づき、ヒントの「鼾がうるさい」から【いびき】を引き出しました。ヒントを使って各自が様々答えを見つけ出そうしておりました。すぐに答えが出たのは⑥です。そのヒントは「子守熊のマーチ(おかし)」、読み方はもうおわかりでしょう。【コアラ】です。
この漢字読み取りはご家庭で子どもが先生でお家の方たちが生徒ととなり、行われていることもあるようです。今回のテストの翌日に生徒から次の漢字の詠み方を書きなさいとの手書きの紙をもらいました。1.臭橙 2.極光
漢字の他にも、サッカーや『鬼滅』、『いとうまこと』、大森グルメ、キンプリなどなどたくさんのことを子どもたちや保護者のみなさん、そして地域の方々が教えてくれます。感謝。
我れ以外皆我が師
最後に気になる漢字の読み方は
①アーモンド ②いびき ③おみおつけ ④かかし ⑤かたつむり ⑥コアラ
1.かぼす 2.オーロラ です。