【大森プラザ通信】 “うまい”勉強と“おいしい”学習
小学校・中学校では学年末の3学期も残りひと月を切りました。
この時期は卒業式、また卒業生たちの旅立ちを祝うイベントなどの準備とともに4月に“新しい仲間”となる新入生の迎え入れの準備もすすめられていることでしょう。
学習面では今の学年での総点検、あるいは次学年への先行学習に取り組んでいる人もいます。
来年度に受験を迎える人たちはあと1年との覚悟を決めて最終章の受験勉強を始動しました。
過去を省みて改善点を知ることも大切であり、また目標値を決めて未来(さき)へ歩みをすすめることも大切なことです。
でも、何よりも大切なことは「今」できることに懸命になることです。
先日の日曜日に朝の散歩をしていると私の前をお母さんとおそらく2歳くらいでしょうか男の子が楽しいそうに一緒に歩いていました。男の子がお母さんに向かって一生懸命に楽しいそうに話しかけていました。
しばらくするとお母さんが男の子にとてもやさしく言いました。
『同じことを何回も言わないでくれる』
一言で言うならとてもショッキングでした。
お母さんはきっと仕事のこと、これからの予定の段取り、何かを頭をフル回転して考えなくてはならなっかたにちがいない。
無心で“学ぶ”短い時間をもう少しだけ一緒に楽しんでくれたらなあーと勝手に思いました。
「今」、小学生・中学生に取り組んでほしいのは一日、無心で学ぶ5分(希望・願望は10分)
もう条件闘争はやめましょう。
学校や塾の宿題が終わればゲームができる、YOU TUBEが見られる、友だちと遊べる。
もう“ながら”勉強はやめましょう。
音楽聴きながら、テレビ見ながら、お菓子を食べながら、スマホを手の届くところに置きながら。
身の回りに楽しいことがたくさんある中で無心の学びの5分はたいへんなことかもしれまん。
でも、無心の学びからお家の人が作ってくれるカレーライス、ハンバーグ、ナポリタンを「うまい!」、「おいしい!」と感じるように、“うまい”勉強、“おいしい”学習を感じとることができるのです。
この感覚はとても貴重なものであり、これが癖になれば最強の武器をひとつ手にできたと言えるでしょう。
この3月、試してみるにはよい時期です。
大森プラザの生徒ひとりひとりはこれからも学力と人間力において進化し、また深化し続けていきます。
大森プラザ
廣嶋直人(ひろしまなおと)
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