【大森プラザ通信】 “いい準備”は自分で決めること
現在も熱戦が続いているカタールのサッカーワールドカップ(W杯)で悲願のベスト8入りは逃すもののそのタフな戦い、強敵の攻撃を圧倒する忍耐強さ、ボールを最後まで追い続けていく粘り強さに心熱きものとしてくれた日本チームの監督である森保一氏は今回の戦いの中でも、また今日に至るまでにも様々なコメントを残していますが、その中でも一番印象深きものは「準備」です。
準備は準備でも、「いい準備」です。
日本サッカーの悲願の目標に向けて関係者、スタッフ、そして選手が日本ばかりではなく、今や世界の各国で真剣に、また真摯にその目標達成に対していい準備をすすめるだけではく、大会期間中でもその思いと実践を貫いたものが表われたのではないでしょうか。
まもなく小学校・中学校では冬休みを迎えます。
冬休みをお子さんの“学習の好機”と捉えて、3学期、また新学年に向けて苦手教科の克服や得意教科をさらなるものとするための準備をされているご家庭も多いことでしょう。
『うちの子は算数の計算問題を強化しよう』と書店でわが子にピッタリの算数ドリルを買い求めようとしているご家庭もあるでしょう。
“いい準備”は自分で決めることです。
子のことを一番よくわかっているのは親です。親はそう思っています。
保護者のみなさん、子は日々刻々と成長し、変化を続けています。子はひとりの人間として自分なりの拘りを必ずもっています。その点を十分につかみとられていますか。
お子さんと一緒に書店に出向き、お子さんがどのようなものに興味を示して手にとるのか、想定外の新発見があるかもしれません。何冊か候補を一緒に決めて、最後はお子さんがこれと決めることです。
これが“いい準備”のスタートであり、主体性がどうしても欠かせないものだからです。