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【大森プラザ通信】 そういうことなんだ!発見カード

生徒みんなが《そういうことなんだ!発見カード》をプラザでの学習の最後にノートに貼り出して、ひと月が過ぎようとしています。今回はそう様子をお伝えします。

 

先ず一番興味深いものはカードは色画用紙を切ったものですので、寒色・暖色様々な色彩のものがあります。

ある生徒は“この色”と決めているのでしょう。毎回必ず同じ色を選び、自分の席へ向かいます。そうなんです。入室した生徒はカードを手にして、自分の席へ向かうのです。そして、机の隅にセットしておきます。発見の瞬間は学習を開始して5分でやって来る時、最後の最後にやって来る時と様々ですから、来たと感じたその時にすぐに書けるようにしているためです。

 

またある生徒は毎回自分の服装の色に合わせるかのように異なる色彩を選んでいたり、通塾の曜日によって火曜日はこの色、木曜日はこの色と決めているようです。

 

書かれていることは色々で、同学年で同じところを同じタイトルでノート学習を始めて練成問題に取り組んで、ほぼ同じようなところでその日の学習を終了して、ノートに貼られたカードを見ると“なるほど。そこか、いいね。”と各自の学習の特性や学習の個性がより直接的に感じられて興味深く勉強にもなります。

 

最後に一例を挙げます。

■ 小学6年の算数より

半径6㎝で中心角60度のおうぎ形の面積を求めなさい。

〔式〕6×6×3.14÷6

6年生の生徒が上記のように式をたてて答えをいつものように左から解いていくと小数のかけ算、次に小数のわり算とすすめることになりますが、彼は最後に小数のわり算をすることがなんともしがたいものであるようで最初にわり算を6÷6ですすめてみたところ正解に辿りつきました。

これがこの日の彼の《そういうことなんだ!》です。

 

毎日何かに一生懸命に真剣に取り組むなら《そういうことなんだ!発見》に必ず出会えます。これって、小学生や中学生に限らず大人たちにもきっと言えることでしょう。