【大森プラザ通信】そういうことなんだ。
『これって、そういうことなんだ。』
これは先日小学5年生の通塾生が私に向かって言った言葉です。この生徒はその時算数の分数の学習で約分、通分、そして分母の数の異なる分数同士のたし算・ひき算と学習をテキストを用いてポイントをノート書き・ノートまとめとすすめてテキスト内の問題に取り組み、副教材に使用している問題集へ移ったところでした。この副教材は基本確認、練成問題、応用・発展と学習項目によって構成されており、個々の力量に合わせてすすめています。彼に限らずに小学4年生以上、中学を含めて“そういうことなんだ”の声を大なり小なり耳にしています。
これについて生徒が十分に理解していないまま進めているせいではとのご指摘の声があるかもしれません。何もしないで時間が経過してから“そういうことなんだ”ということは決してないものです。あることに対して別の角度からのアプローチをしているからこそ、前進を試みるからこその声です。
小学生のお子さんをお持ちのお宅では学校の宿題などの勉強を教えることがありますか。
上手に理解してすすめられていますか。高いところから授けるとの上から目線にはなっていませんか。
教えてあげようとの良かれとの思いが子どもの反発を一番喰らいます。
プラザで副教材を各自が使用する理由はテキストから学校で学習する内容を理解した上でその先にどんなことがあるのか実際の問題を見て先ずは何を感じるかそのためです。問題を解くには読解力、思考力、発想力など何かしらの“力”がどうしても必要となります。
中には問題を問題をただ見ただけで出来っこないとの顔をする生徒もいます。だからこそ同じ目線の伴走者が必要です。
あなたは学校で学習する内容を十分に理解しているからこの問題を目にしていることを伝える伴走者がどうしても。
そして取り組む中で自分の持っている力、“突き抜けた力”によってテキストで学習したこととつながり、『これって、そういうことなんだ』となります。
10月より大森プラザでは学習の終了前に「今日の発見!」「今日のわかったこと!」「今日のそういうことなんだ!」を12色の色画用紙のメモから一枚選び、書いて各自ノートに貼っていくことにしました。この模様はひと月後に報告いたします。お楽しみ。