【大森プラザ通信】 〔三日坊主〕 × 10
さあ、もうすぐ夏休みを小学校・中学校では迎えます。昨年のものとは異なるが、今までのようではない点から“ニューノーマル”と言えるでしょうか。
すでに夏休みの計画を立てている小学生・中学生も多いことでしょう。
友だちとプールへ行く、映画を観に行く、ディズニーランドで盛り上げる、家族と帰省する、温泉へ行く、中学生では部活動に汗を流す、制作活動に集中するなどなど挙げればきりがない、ひとり一人にとってのかけがえのない大切な夏休みを過ごしてほしいと思っています。
大切な夏休みであるならば、どうでしょう、何かひとつのことにチャレンジしてみては。それは学習に限らずともいいのでないでしょうか。ただしそれは自分で決めたことがいいですね。お家の人から、習い事や塾の先生から言われた、部活動の顧問の先生から言われたものでないもの。
私事となりますが、中学時代に部活動でサッカー部に所属しておりましたが、中学1年の入学当初はリフティングが2回しかできませんでした。練習の合い間にもやってはみるものの2回止まりです。このなんとも言えない気持ちを払拭するために『夏休みでリフティング15回』と自分で決めて、夏休み初日の夜に実行しましたが、2回止まりに終わり、翌日も2回、その次の日も2回、ここで出したら私の結論は『リフティングは実戦には必要ではないので15回できなくともよい』で三日坊主になりました。
翌日、サッカー雑誌を読んでいると《午前中が一番集中できる》との記事に出会い、朝に実行時間を変えると気のせいかボールがよく見えるようになって回数は増えましたが、目標値には達しませんでした。
しかし、今までよりできる回数が増えたことでうれしくなって、次のようにしようと決めました。
〔三日坊主〕⇒〔改善〕⇒〔三日坊主〕⇒〔改善〕⇒〔三日坊主〕⇒〔改善〕⇒〔三日坊主〕⇒
途中、ねじりタオルの私の噂を聞いたサッカー部の先輩から“目から鱗”のアドバスを受けて、忘れもしない8月25日に15回できるようになり、慌てて夏休みの学校の課題に取り組んだという思い出話です。
《三日坊主》を小学国語新辞典で引くと[すぐあきて、長続きしないこと。また、その人。]とあります。
ただ《三日坊主》も当初のものから仮に10度改善改良を繰り広げるならば、相当のクオリティーとかなりの自信に繋がるはずです。しかし、改善改良点に気づくには、またよりよきアドバイスが受けられるには〔自分で決めた〕というワードはどうしても外すことはできません。