【大森プラザ通信】 小学3年算数 [円と球]
この時期、小学校・中学校では当学年の学習内容を終えてまとめ・総点検の形で学習をすすめたり、次学年の先行学習に取り組まれています。プラザでは学校で学習する内容に準じたテキストとともに応用・発展の観点から問題集を使用しております。
次回の3年生の算数は[円と球]の総点検と問題集の該当する場所を開いた時に思いつきました。他の学年の生徒たちにも取り組ませてみようと、そう、保護者にも取り組みの声かけをしようと。
きっと、みなさんは4年生以上の小学校高学年・中学生は全問解き、また正解するするものと思っていることでしょう。私は70%の正解でよしと思っておりました。
問題としては同じ大きさの円がまっすぐに6つつなっがっており、その長さが42㎝からこの円の直径を求めるもの、正方形に内接する円の半径が5㎝とわっかていて、そこから正方形のまわりの長さを求めるものや大・中・小の円が同一線上に中心をとり、小の直径が14㎝と一部の長さが3㎝とわかっている時の大・中の円の直径を求めるものなどです。(*実際の問題は図形があり、3年生向けの文章です)
正方形の面積、円周の長さ、円の面積、また球の表面積・体積を学習してきた学年は学年ごとに自分の学習の“引き出し”に取り入れてきた上段を使用する機会が多く、慣れているせいか、そのイメージに引っ張られる傾向が見受けられました。自分にとって下段になる小学3年の引き出しは開ける機会はほとんどありません。高校受験に合格した中学3年生も取り組みましたが、数学を得意とする生徒も自分で勝手に難しい問題に作り変えて、想像以上に苦戦しおりました。
基本ルールの大切さや与えられた情報(ヒント)をどのように見る、どのように考えて、どのように判断して、どのように使用するのか、生徒一人ひとりが一歩成長の因となることを願います。
(*小学3年生・4年生が同率で正解率が高いものでした)