連休をだら~んと過ごさない
「躑躅」…読めますか?「つつじ」です。五月を彩る花のひとつです。五月の異名である「皐月」も本来は「皐月躑躅」の略です。文字通り五月に咲くことからこの名がついたそうです。「躑躅」という漢語は「てきちょく」と読み、足踏みしたり、足を止めて立ち止まったり…、歩行の進まない状態をあらわすことばです。見事に咲き誇っている姿に、思わず足を止めてしまう花だともいえます。
さて、新学期の一ヶ月もなんとなくあわただしく過ぎてしまっていませんか? 学校生活や学習内容が濃くなっていくのは、連休明けからです。連休が明けると、遠足や、自然教室修学旅行など宿泊を伴う学校行事も目立ってきます。大きな学校行事があると学校の授業進度も滞りがちになります。その波に合わせてしまうと、気付いたときには良い波に乗り遅れてしまっています。中学生は定期テストへの意識も必要でしょう。受験生は学校見学や説明会の参加予定も気にしたいところです。
季候も過ごしやすくなる反面、暑さ対策、体調管理も注意が必要です。新学年新学期の学校生活にも慣れ、緩みも出やすくなります。連休をだら~んと過ごすのではなく、学習計画が思うように進めていけるのかどうか、滞らないように、ここで足を止めてもう一度点検してみましょう。