公立高入試制度変更に寄せて(大口プラザ)2022.04.28
新年度もはやいもので4月が終わります。
4月の学校は、いろいろ確認的なミニ行事のようなものがあって、あまり授業も進まない感があります。
しかしながら、5月連休明けからは、学校の授業も本格的になってきます。
4月のややのんびり感に浸っていると、
5月から一気にスピードアップされる授業に、ついていけなくなってしまいます。
夏に向かって授業の流れに乗れるかは、
連休中の過し方が大きな分かれ道です。
さて、現中学2年生から、公立高校の入試制度が変わることになりました。
大きな改定は、一律おこなわれていた面接の廃止です。
面接をおこないたい学校は、特色検査としておこなわれるようです。
いわゆる普通科上位校での面接実施は減少し、
いわゆる普通科中堅から下位校、専門学科での面接実施が、
ある程度残っていくのではないかと予想されます。
制度のやり方は変わりますが、入試のあり方はまだはっきりとはしないので、何とも言えませんが・・・。
内申書の観点別評価に、「主体的に学習に取り組む態度」があります。
これは、発言回数や真面目に授業を聞いて先生に気にいられることなどが、
評価直結と思われやすいのですが、
本当は「学びに向かう力」に力点が置かれ、
「試行錯誤して前進する力」「粘り強く道を探る力」
これらが主体性であるというのが指導要領に書かれていることです。
人間性については観点別評価では評価しないと明記されています。
性格とかは関係ありません。
面接の有無によって、
このあたりの評価が今後の入試でクローズアップされる可能性は大きいと思います。
学習塾としては、学習過程において暗記する(させる)ことも必要です。
加えて、覚えたこと、習ったことを組み合わせて、
新しいこと(問題)を考えていく力をバランスよくつけていく、
そのやり方仕方を生徒に導くことのできる塾でなければなりません。