入試神奈川 16-1
神奈川県高校入試、公立私立それぞれの全日制高校募集枠が決まりました。公立高募集枠4万3250人(前年比100人減)、私立高募集枠1万5000人(前年比20人増)。今年度の県内中学3年生は、6万9878人(前年比519人減)です。
最近の県内の公立入試、全日制共通選抜の競争倍率は平均約1.2倍ですが、横浜地区の普通科全日制共通選抜だけをみると多くの学校が約1.4倍となっています。これは100名前後の不合格者をだしている学校も多くあるということになります。即ち、不本意ながら併願私立高への進学をした生徒が多いということでもあります。
第一希望は公立、第二希望は進学しても納得のいく私立。安易なすべり止め感覚での私立併願高選びは禁物です。
公立志向が強いといわれる中、学校説明会など様々な角度から検討して、私立第一希望(推薦、単願)に舵を切る生徒も増えています。「公立高受験を諦めろ、ランクを落とせ」といっているわけではありません。学力をつけ、入試に向けた準備をしっかりと進めていくことが大切です。同じぐらいの学力を持った受験生で、限られた定員枠の競争となる公立受験は1点でも多くです。定員枠がある以上希望通りにはいかないこともありえるわけです。だから、第二希望は進学しても納得のいく私立。これが重要です。