模擬試験や実力テストは点数や志望校判定に目が行きやすいものですが、 これまでの学習結果を測り、これから何をすべきか的確に示してくれる重要な学習ツールです。(大口プラザ)2020.10.10
会場模擬試験のメリットとして、試験会場の雰囲気に慣れるというのがあります。
普段とは違った試験会場、見知らぬ人たちの中で、試験慣れをしようということです。
しかし今年は、コロナ禍の影響で会場模擬試験が、
自宅受験方式などに変更されたりしておこなわれています。
メリットの一部が損なわれた形です。
秋から冬にかけて、少しずつ会場実施も増えていくようなので、
可能であれば受験生は実践演習を数回体験しておいたほうがよいでしょう。
塾内での実力テストは、ほぼ例年通りの形でおこないました。
夏の実力テストも、保護者に対しての結果報告面談を実施しています。
模擬試験や実力テストというと、尻込みしてそれはやらないという人がいます。
やるのはまだ早い、どうせやっても点数が悪いからなどというのが理由です。
勿論、テストのやりっぱなしはダメです。
では、どう考えればよいのか?
小学生の実力テストは、その延長線上に中学生になってからの定期テスト対策に繋がるということも意識していただきたいところです。
小学生の学校のテストの多くは単元毎のテストであり、その違いの認識は大切です。
同様に中学生の実力テストは、その延長線上に高校入学試験がある。
学校の定期テストはタームごとの確認テストであり、その違いを認識することです。
模擬試験や実力テストの経験回数は、
その後の学力の伸びに大きく違いがあらわれることが多くあります。
客観的に現在の自分の学力を把握することができます。
自分ができていることとそうでないことを把握し、
今後どのような学習、勉強を優先的にするべきかを知ることができます。
模擬試験や実力テストは点数や志望校判定に目が行きやすいものですが、
これまでの学習結果を測り、これから何をすべきか的確に示してくれる重要な学習ツールです。