単語ことば、一文字一文字の漢字の意味や成り立ちは、 自ら拾い集めて耕していかなければなりません。(大口プラザ)2020.09.19
猛暑も少しずつ和らぎそうな気候になってきました。
朝、晩には涼風を感じることもあります。
秋の夜長を有意義に過ごしたいものです。
秋は“読書の秋”でもあります。
読書には語彙力が必要です。が、
子どもたちの語彙力不足が気がかりです。
読書をしていて知らない単語、ことばが出てきても、
前後の知っている単語やことばから類推する、
すると辞書を引かなくても意味が理解できます。
知っている単語ことばの中に、
少しくらい知らない単語ことばが混ざったものを読み続けることで語彙は増えていきます。
ところが、わからないと飛ばして読み、
わからない単語ことばが多くて、
さらに飛ばして読むことが続き、
あとから辞書で調べることもしないので、
文章の内容がさっぱりつかめないということになります。
語彙を増やすには、漫画を媒介にしてことわざや四字熟語を覚える本などがありますので、
そういったもので楽しみながらやっていくのも方法です。
また、一学年前、二学年前の国語の教科書をあらためて読み直してみるのもお薦めです。
当時は気づかなかった新たな発見もあるはずです。
並行して新しい文章、関心を持った本にどんどんチャレンジしていって欲しいのはもちろんです。
単語ことば、一文字一文字の漢字の意味や成り立ちは、
自ら拾い集めて耕していかなければなりません。
“読書の秋”が“読書の厭き”にならないように・・・。