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利便さの裏で考える力を失わないように。(大口プラザ)2020.07.11

小学3年生「わり算」の単元テスト。
大問⓵~⓺まである中の最後⓺の問題です。

おり紙を5まい買うのに、40円出したら5円のおつりがありました。このおり紙1まいのねだんは何円ですか。

大問⓵~⓹は皆よくできるのですが、この最後の⓺の問題で躓き、100点を逃してしまう子が何人かいました。

間違えの原因その1
わり算の単元テストですから大問⓵~⓹までズーッとわり算です。
ですから、また、わり算すればよいだろうと安易に40÷5=8とやってしまう。

間違えの原因その2
なんと、『40円出して5円おつりをもらう』の意味がよく理解できない。
買い物の代金は40‐5=35円であるということがなかなかわからない。
小学3年生ですから、自分で買い物をするという機会が少ないということはあります。
自分で買い物をするとしても、おつりを確かめるというようなことはしないようなのです。

世の中キャッシュレスの時代になりつつあります。
小学生も乗り物に乗る時にICカードを利用することも多いと思います。
しかし、ちょっとした買い物などで、
小学生のうちに現金での受け渡しの感覚というものはしっかりと体験するべきです。
利便さの裏には、考える力を失うものがあるように思うのです。

算数では仕入れ値や利益を扱う問題も出てきます。
大人になってからも利率に関することはわからなければ損をします。
数学で方程式を学ぶときも困ります。

今後も、算数と身のまわりの生活との連動性を意識しながらの授業は続きます。